業務諸表の付き合い方 (9/4 :グッドプラクティスセミナー)
今日(水曜日)は、
グッドプライスセミナー@梅田:K大学が一般公開している授業です。
本日の講義は「業務指標の選び方」
本日の先生は 、K原先生 (リヤコンさんの指導教官/師匠)です!
日曜日もM2の論文審査会でもお会いしたので、授業の前に挨拶しに
伺ったら「川重さんは、基本的に暇ですよね〜」と、また。。
ゼミはM矢先生に決まったことを報告したら、なんで管理会計なんですか?
K重さんはなんで上手くいっていないですか? 見積もり精度が悪いの? …
笑顔でパシパシ質問頂きました。
さぁ、たった1時間15分の授業ですが、どんな内容か?! 楽しみです。
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本日首題: 今、多様な業績指標がある中で、どんな観点で選び、使うべきか?
●業績評価とは、企業の意思決定や行動結果を定量的に測定する指標(indicators)
インプット ⇒ ワークプロセス ⇒ アウトプット
一連の過程の結果を測定する
●業績指標は「行動や意思決定」を測りるため、
ノイズエラーを含んでいることを認識しておく必要あり
●コントロール装置としての業績指標 : 目標達成に向けてナビケートする
業績指標 「ものさし」の特性は? どれを利用するべき?
・整合性 congruence
・管理可能性 controllability
・適時性 timely
・正確性 accurate
・理解可能性 understandable
・コストエフェクティブ cost effective
「ものさし」:自分の事業に対して合致しているのかの取捨選択 (全部もダメです!)
例えば、財務諸表はCongruence (整合性)が低いと言われている。相関: 0.1 ~ 0.3 しかない!
でも時間辺り採算では、非常に効率が良い。 ⇒ だったら複合的な指標を → 例えばBSC
● 学習装置としての業績評価
・レベルアップのために、PDCAを廻し 、フィードバックを行い、成長する
→健康診断としての、見える化、フィードバック、きめ細かい管理
ただし…
例えば、ISO 管理すると、innovationの達成率が落ちる。
不確実性を減らすと、innovationが生まれにくくなる
● 戦略のコントロールとしての業績指標
・前提
戦略が正しいとは限らない事を理解しておく
ノイズエラー: ラグ、バイアス が乗っている可能性がある
・BSCは、戦略マップを使って作る → 実際のデータに基いて検証する
<BSCの視点: 財務 / 顧客 / 業務 / 学習と成長 > ←医療マネで習った
・PDCAを実施する → ただし・・・検証が必要
⇒ 自社にとって必要な指標を選出&導入し、それを継続的に正当性を把握する企業は、
利益数値としても高い(仮説?)
・その他の問題:
非財務諸表の信頼性が低いこと。
データの信頼性の低いことがある。
調整を欠いた分析であることがある。(データが統合されてない)
●戦略コントロールにおける業務指標の利用する際のコツは?
・実際のデータと照らし合わせるべし!
・相違を発見した場合の背後にある要因は何か、前提は何か、背景は何か?
・業績評価の How to do よりも what to do <三矢先生も最近言ってた!>
・効果の方向性は?: Xを伸ばそうと思ったのに、 Yが伸びた など。
●業績指標を使いこなすためには? (原理原則を外れると、副作用がありますよ)
⇒ 何を目的した業績指標なのかを見極めるべし? ナビゲーション、改善、戦略
⇒ PDCAにより正当性を検証し、必要に応じて見直すべし!
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今日は短い時間でしたが、管理会計の授業ということで、せっかくこのジャンルの
ゼミに入ったんだから、この世界の本や知識を吸収しなくては!と、ますます思う。
あと、今日は会社の後輩くん と一緒に行ったので、真面目に受けてる所を記念に隠し撮り。
フムフムしてたので、バッチリ理解して帰ったのでしょう!?