医療マネジメント③④
う〜ん、忙しい・いそがしい。 梅田にくるだけでも時間が…とおもうけど
兵庫ー大阪間の電車でPCを広げて考えた、ケースのネタ。けっこうイケるかも?!
体を動かしながら考える、というのも大事ですね。
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テーマ: 医療組織とマネジメント・コントロール
■ これまでのマネジメント活動
・ TQC/TQM アプローチ
カイゼンチーム結成 →チーム目標設定 → 成果発表 のループ
⇒継続困難、業務負担大、期待以上活動が得られなかった。。
・病院のコスト・マネジメントの視点
利益管理+人の管理 が中心
回転率性の重視 (海外と比べてながい)
■なぜ、病院の原価計算がうまくいかないのか
① コストドライバー(配賦基準)の設定に、説得力なし
② 配賦を繰り返すが、結局は個人別には近づいていかない
③ 煩雑なわりに、正確さに欠ける
→ 考えられる手段は?
個人別の単価を設定する
直接個人別集計を実施する
■ 事例:K大学付属病院 H20年に実質上の経営破たん
月次の診療科別の原価計算、予算/原価計算の必要性からモチベーション
設備投資 を 予算達成率で決定する、インセンティブ方式の導入
・個人(個別)原価計算システム
一般病棟 / 手術 毎に区分と配賦単価を設定 ⇒ 実際は詳細すぎて困難
実際にやってみると、標準単価は導くことはできるが、実際はバラつきが大きい
工業製品の原価計算に比べて、標準化がしにくい(人に基づく要素が大きい)
・伝統的原価計算とABC(アクティブ・ベース・コスティング)の違い
ABCの特徴: アクティビティに注目 (行為にコスト集計する)
アクティブ別(受注受付をする・クレーム対応する…など)1〜2週間サンプル採取を行い
これにより各単価を得る。 → 協力が得られない ⇒ ざっくりでやるABC集計
・ひたすら直下システム :手術含めた徹底時間管理 ×標準単価 + 材料費
■ 原価計算を何につかうか?
時間管理 と コストを追うことで、収益改善につながる。例えば、手術に関して
各医師の得意不得意を整理することで、手術のコマ数を増やす。 → 収益UP!
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正直、今回はあんまり気付きが生めなかった。 原価計算への「精度に不満」「煩雑に不満」はどの企業でもあるはずで、医療機関に特化される問題ではないはず。(当然先生も分かってる)
では、医療経営から学ぶとするとしたら何か? やはり最後の、原価計算を何に使うかの実例に目を向ける方が良いと感じた。(CCの経験からしても)
個人的に期待している、グループワークというのはいつ開始されるのか?まったくこの先生は読めません。。