シャオの登頂記

神戸でのMBA生活も修了し、今度はUS-NYへ赴任することに。英語が苦手なManagerは生き残れるのか… 関わっている多くの方と、いつかの自分のために、もがき続ける?!姿を記録します

医療マネジメント③④

う〜ん、忙しい・いそがしい。 梅田にくるだけでも時間が…とおもうけど
兵庫ー大阪間の電車でPCを広げて考えた、ケースのネタ。けっこうイケるかも?!
体を動かしながら考える、というのも大事ですね。
 
*************************************************
テーマ: 医療組織とマネジメント・コントロール
 
■ これまでのマネジメント活動
TQC/TQM アプローチ
 カイゼンチーム結成 →チーム目標設定 → 成果発表 のループ
 ⇒継続困難、業務負担大、期待以上活動が得られなかった。。
・病院のコスト・マネジメントの視点
 利益管理+人の管理 が中心
 回転率性の重視 (海外と比べてながい)
 
■なぜ、病院の原価計算がうまくいかないのか
① コストドライバー(配賦基準)の設定に、説得力なし
② 配賦を繰り返すが、結局は個人別には近づいていかない
③ 煩雑なわりに、正確さに欠ける
→ 考えられる手段は?
 個人別の単価を設定する
 直接個人別集計を実施する
 
■ 事例:K大学付属病院 H20年に実質上の経営破たん
月次の診療科別の原価計算、予算/原価計算の必要性からモチベーション
設備投資 を 予算達成率で決定する、インセンティブ方式の導入
 
・個人(個別)原価計算システム
 一般病棟 / 手術 毎に区分と配賦単価を設定  ⇒ 実際は詳細すぎて困難
 実際にやってみると、標準単価は導くことはできるが、実際はバラつきが大きい
 工業製品の原価計算に比べて、標準化がしにくい(人に基づく要素が大きい)
 
・伝統的原価計算とABC(アクティブ・ベース・コスティング)の違い
 ABCの特徴: アクティビティに注目 (行為にコスト集計する)
 アクティブ別(受注受付をする・クレーム対応する…など)1〜2週間サンプル採取を行い
 これにより各単価を得る。  → 協力が得られない ⇒ ざっくりでやるABC集計
 
・ひたすら直下システム :手術含めた徹底時間管理 ×標準単価 + 材料費
 
■ 原価計算を何につかうか?
時間管理 と コストを追うことで、収益改善につながる。例えば、手術に関して
各医師の得意不得意を整理することで、手術のコマ数を増やす。 → 収益UP!
 
*************************************************
 
正直、今回はあんまり気付きが生めなかった。 原価計算への「精度に不満」「煩雑に不満」はどの企業でもあるはずで、医療機関に特化される問題ではないはず。(当然先生も分かってる)
では、医療経営から学ぶとするとしたら何か?  やはり最後の、原価計算を何に使うかの実例に目を向ける方が良いと感じた。(CCの経験からしても)
 
個人的に期待している、グループワークというのはいつ開始されるのか?まったくこの先生は読めません。。