医療マネジメント⑤⑥ + ⑦⑧
前回、UPを忘れていたので今回は2回分の連結。
第3回は、自分の中で盛り上がり、
「管理会計」「マネジメントコントロール」の世界にもとても興味です。
でも、70% 採用を中止するABC、 70%失敗するBSC との説明に。。
どういう世界かをかじりはじめた医療マネジメントも、今回で終了。
4回だけではちょっと無理があるかと。自分の予習も含め、もったいない。
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本日テーマ: BSC バランスト スコアー コスティング
■ BSCが生まれた背景
・ 管理会計システムは、企業の業務や戦略をを支援されるように設計されるべきだ!
① 非財務指標 であはるが、BSC ・ ABCといった定量的手法
② トヨタのマネジメント・システムのようのなPDCA 、資源コントロール
の二方向に分裂。(JohnsonとKaplanも 仲別れ)
・ (BSCは、) No Measurements, No Management
・ 戦略ごとに指標設定、非財務数値の活用と定量化
■ BSCのコンセプト
・4つの視点の因果連鎖に統計学的立証はない。(ただし仮説的に循環させて考える)
<メリット>
・4つの視点に競争優位を明らかににし、業務に反映できる
・導入時間が比較的短い、経営者が参画することで価値観を共有できる
■ はたして、BSCはうまく行かない場合例
・研究では70%が失敗している
・トップの不関与、関係者が少ない、導入スピードが遅い
・本来はコミュニケーションツール、なのに財務システムの扱いをしてしまった
・管理ツールに対する無関心だった…
■ Management Control System
⇒ 結局は、診断的な利用をするとマイナス、インタラクティブな利用するとプラス
※ インタラクティブ ≒ コミュニケーション的な使い方
組織能力、組織学習、その先の組織業績につなげる
■ 新須磨病院のBSC導入事例
・整形外科(医師5名)、急性期病院(在院日数短縮、紹介率工場)として躍進する!
⇒ BSCで戦略の実現を目指す (院長と、医師1名は神戸大MBA卒業生)
・KT法で問題意識の整理 →現状数量リサーチ → 4つの視点 → 評価手法確立
1st ステージ:戦略マップの策定と成果指標の探索
2nd ステージ:イニシアティブの検討
3rd 実運用
■ 補足
・新須磨病院では、この整形外科の成功から他の診療科に展開しようとしたが
失敗に終わった。泌尿器科では、院長がPJチームに入っても、目的に賛同が
得られず、医療の専門性の問題になった場合、泌尿器科の部長の方向性と一致
を得られなかった。 ⇒ 人の面 が影響することが示されている。
なぜ、BSCがうまく実施できないことがあるのか?
→ 一つの答えがプロフェッショナルの多重コミットメント(個の重視)という特性。
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■ ABC中止・廃止の割合
・日本はABCを導入しても70%が廃止してしまう、ユニークな国
・世界の先進国は廃止は10%程度
→ なぜか?
① 日本は直接費計上が多い。間接費少ないなら手間なだけ
② 非財務諸表なのであれば、品質管理・生産管理 に注力する
■ マネジメント には
・仕組み系 / 人 系 がある。 (M尾先生は、仕組み系)
・Cybernatic Control → 財務・非財務 数値で、組織を管理する
・仕組みを活用できるか? 数値(仕組系)だけで管理できないならば、
人系の要素を加える。 ABC、BSC、 + α (プロフェッショナルの側面を)
を加えることで効果を上げる
■ グループ発表
所属2班:医療組織収益力の向上に向けて (U田さん、99%作成)
・K病院現状分析 + 戦略マップ構築 + BSC採用 + 医業外収益確保(企業派遣)
・Appendix :各企業でのBSC導入事例
→ 先生コメント
・顧客の目だけでなく、制度変化にどう対応していくか?
ex. 淀川キリスト教病院 2,3度後の制度改定を見越して院内を変化させる
・戦略実現を追えば追うほど、院内の人的基盤(ES)の大切
・BSCの4つの視点は、満足の必要条件は何かを定義する必要がある。
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やはりMBAにきて、この世界が一番自分に近いのかもしれません。。
ということは‥ でも、この分野で論文書くのは新規性の面で難しそうだし…
う〜ん
それよりも、医療マネジメントでレポート書けるのか?!